~今さら聞けない! 電話とは何なのか~
「会社の電話の使い方がよくわからない、何のために置いてあるの?」
「オフィスの情報資産を管理する部署だけどその仕組みが分からない、、、」
業務をするときに何気なく使っている会社の電話、なぜオフィス内で電話が可能なのか?
企業において電話やネットワークなどの情報通信資産を管理する情通部署や総務部の皆さんが知っておくべき電話の基礎知識を解説します!
仕事をするときに何気なく使っている電話の仕組みを知ることで、その機能や利便性を高め効率的に業務を行うことができるのです!
電話機の種類 ☎
~電話には主に3つの種類があります!~
①家庭用電話
皆さんが家庭で使う置き型の「固定電話」であり、
昔ながらの「黒電話」や、「FAX付電話」、「コードレス電話」のことです。
“03-XXXX-XXXX”や、“072-XX-XXXX”などの電話が該当します。
電話機にそのまま電話線が刺さっている「有線」タイプであるのが基本です。
②携帯電話
今では誰もが所実している携帯電話も、「固定電話」と並ぶ電話の一種です。
“070-XXXX-XXXX”や、“090-XXXX-XXXX”などのいわゆる携帯番号のことですね!
ガラケーやスマートフォンなど、家庭用電話と違い「無線」タイプであることが多く、
「NTT」や「KDDI」、「Softbank」などの “IP(インターネット)回線” が主に使われます。
③企業用電話
PBX(電話交換機)を導入している会社などで使われる「固定電話」です。
部署間での「転送」や「保留」や、
社内間での「内線通話」など、業務の効率化を図るさまざまな機能が使える
企業・オフィス向けの電話設備です。
今回はこの「企業用電話」を題材に取り扱っていきます!
通話の仕組みとは?
~なぜ音は伝わる?聞こえる?~
糸電話が、糸を伝って音声が届けられるように、
私たちが使っているアナログ電話は、電線を通って音声が届けられています。
電線を通す過程で、声は電気に変換され、再び電気から声へと変換されて、
電話の向こうの相手へと届けられています。
昔は電話交換手と呼ばれる人が、手動で電線を物理的につなぐことで電話が通じていました。
利用者が増えるにつれて、この交換手が行っていたことが機械化(交換機=PBX) へと。
電話交換機の必要性について
~企業で交換機を導入するメリットとは?~
前述のとおり、電話をつなげるためには、お互いに1本の電線がつながっている必要があるため、
電話機の数が増えれば増えるほど、通話する数に応じて電線が必要であり、とても効率が悪いです。
そこで電話交換機を導入することにより、必要な時にだけ必要な線だけを繋げればよく、
電話回線の契約も同時に通話を行う数にすることで回線費用も節約することができます!
電話番号の構造
~なぜ地域によって電話番号が違うの?~
電話番号の基本的な構造は、「0+市外局番+市内局番+加入者番号」となります。
“03”や”045″のように、はじめの”0″を含めて「市外局番」と呼ばれていますが、厳密には”3″や”45″のみが市外局番です。
先頭の“0”は市外識別番号といわれ、いわば“0”を頭につけることで市外へ発信しようとしていると識別しています。
このように、ある電話機から電話機をダイヤルしていく過程で、
“0”を入力 ⇒ 市外発信と識別
市外局番入力 ⇒ 市外交換機
市内局番入力 ⇒ 市内交換機
加入者番号入力 ⇒ 契約している電話番号
と各地域の交換機へと接続されていき、「加入者番号」をダイヤルした段階でどの地域の誰の電話なのかを特定し電話をかけるのです!
電話番号の法側により、「0+市外局番+市内局番+加入者番号」
の固定電話は、合計で ” 10桁 ” と決められており、
各地域の人口が多いと必要な加入者番号も多くなるため、
東京や大阪などの都市では、市外局番は1桁のみであり、
残りの番号で市内局番や加入者番号を識別します。
また、「市外局番」は概ね市町村に依存しています(一部県跨ぎ等あり)
まとめ
以上が、電話の基礎知識になります。
自宅や会社で普段何気なく使っている電話の仕組みを知ることで
電話とはなにか?
電話番号とはどう決められているのか?
そういった基礎知識を覚えていただけたらと思います!
しかし、電話交換機を導入するメリットはまだまだあるのです!
次回は、電話交換機を導入することで利用可能な便利な機能などを紹介していきます!
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